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「ラブソングには百万年早い」

松久淳/著 小学館「きらら」誌にて 2016年9月号(8月19日発売)より連載開始

ミュージシャン、野崎周一郎。組んでいたバンドは解散、鳴かず飛ばずの日々で、いつかのブレイクを夢見ている。

気休めになるのは、飼い猫のディオンヌの相手をしているときと、大学時代の恋人、麻由子といまだにずるずると関係を持っているときくらいだ。

そんなある日、野崎は有名なロックシンガー、黒沢光と出会う。初対面のその夜から、音楽に対する話をきっかけに、野崎は黒沢に、とことん怒られ、泣かされる。

しかしその日から、野崎は毎晩のように黒沢に誘われるようになった。そして酒を酌み交わし、毎度のように怒られながらも、先輩と後輩として、師匠と弟子として、そして親友として、その仲を深めていく。

その黒沢との日々は、野崎のミュージシャンとしての姿勢にも徐々に影響を与えていく。同時に、それは麻由子との曖昧な関係も見つめ直すきっかけにもなっていった。

他人にはどうでもいい歌。君の歌だけを歌いたい。

拙著「どうでもいい歌」のラストに登場したバンド「ネクストマンデイ」のメンバー、野崎周一郎が本作の主人公です。
「どうでもいい歌」の主人公の一人の浅田逢来良、「もういっかい彼女」の広田一朗も登場します。