松久淳/著 小学館文庫/刊 定価420円(税込) 2008年9月6日発売
Why Didn’t They Ask Mariko ?
「オッジ」誌2004年新年号(2003.11末発売)から、巻頭で2年半にわたって連載している「12人のマリコさん」改め「24人のマリコさん」改め「マリコはたいへん!」が、2006年5月、1冊の本になりました。
そして2008年9月、単行本に1本プラスして、文庫版になりました。
毎回年齢も職業もキャラクターも違う「マリコさん」が登場。そのどこかおかしな、でもどこかにありそうな、どこかあなたに似た27人のマリコさんたち。ショートストーリーなのかエッセイなのか、実話なのかフィクションなのか、その境界線もはっきりしないお話たちです。
そして、この可愛いにもほどがある単行本の表紙と扉の「装幀・装画・題字」はすべて、リリー・フランキー氏に手がけていただきました。オビの素敵なコメントは、大泉洋さんにいただきました。
単行本「マリコはたいへん!」
松久淳/著 小学館/刊 定価1200円(税別) 2006年5月24日発売
What Is It All About , Mariko?
What Ever Happened to Mariko ?
目次(本書の順番ではありません)
マリコさんは23歳の(お父さんにありがたい教えを受けた)キャバクラ嬢。
マリコさんは23歳の(恋のきっかけは文通の)ピザ屋店員。
マリコさんは24歳の(おごられるのが苦手な)書店員。
マリコさんは24歳の(中年男研究家の)雑誌のレイアウトデザイナー。
マリコさんは25歳の(メールは慎重にな)看護婦。
マリコさんは25歳の(不倫相手が亡くなった)編集者。
マリコさんは26歳の(好きな男のシャーペンが欲しい)報道ウーマン。
マリコさんは26歳の(長編私小説を受け取った)グランドホステス。
マリコさんは27歳の(彼のプロポーズが納得いかない)ヘアメイク。
マリコさんは27歳の(セレブとつきあってみた)客室乗務員。
マリコさんは28歳の(不倫に終止符を打った)輸入食品販売会社のOL。
マリコさんは28歳の(虫歯は絶対に許せない)歯科医。
マリコさんは29歳の(片思いの男に告白したい)ビデオ会社プロデューサー。
マリコさんは29歳の(なんでもやりすぎちゃう)ラジオ局の総務部勤務。
マリコさんは30歳の(すごいおじさまたちに囲まれた)銀座のホステス。
マリコさんは30歳の(恋愛戦略家の)ネット関連企業のマーケティング部門勤務。
マリコさんは31歳の(倦怠期克服に命をかける)映画会社宣伝ウーマン。
マリコさんは31歳の(次々とろくでもない男が舞い込む)アパレルメーカー広報。
マリコさんは32歳の(仕事と恋愛の両立に悩んでいた)フリーアナウンサー。
マリコさんは32歳の(無邪気に男を悩ませる)美容師。
マリコさんは33歳の(仕事を家庭に持ち込む男が嫌いな)証券会社アナリスト。
マリコさんは33歳の(素敵な国際結婚に実は不満な)フランス語通訳。
マリコさんは34歳の(完璧女の完璧ポリシーを持つ)外資系レストランチェーンの広報。
マリコさんは34歳の(男の間の抜けた一言に弱い)元モデル。
マリコさんは35歳の(冷えきった夫婦関係に悩む)タレントマネージャー。
マリコさんは35歳の(大人のいい女像をキープする)PR会社女社長。
マリコさんは36歳の(失言クイーンこと)税理士事務所の事務員。