松久淳+田中渉/著 新潮文庫/刊 定価620円 2012年6月28日発売
必ず見ていてくれる人のため、私たちは泳ぎつづける。
高校の水泳部でライバルだった麻子と朝子。卒業から10年たったOB会の日、麻子はひとり不思議な書店に迷い込む。無理やり店の仕事を手伝わされるうち、あのころの気持ちを少しずつ取り戻していった。いっぽう朝子は見知らぬアロハシャツの男から、麻子との秘密の宝物を渡されて……。
「天国の本屋」シリーズ、六年ぶり待望の新作!
(版元リリースより)
単行本「あの夏を泳ぐ 天国の本屋」
単行本
松久淳+田中渉/著 新潮社/刊 定価1200円(税別) 2008年7月18日発売
<連載開始時のごあいさつ>
2007年9月29日より「波」誌(10月号)にて連載開始
2002年の「恋火」以来、実に5年ぶり(単行本の発売は2008年になると思うので、そっちで言えば実に6年ぶり)となる、「天国の本屋」シリーズ第4弾です。
主人公は麻子と朝子という、24歳の二人のアサコ。かつて高校の水泳部でライバルだった二人は、一方は例によってヤマキに連れられて天国の本屋へ、一方は8年ぶりに開催される遠泳大会に出場するために高校以来で泳ぎ始め・・・というそれぞれのアサコの物語と、彼女たちの高校時代の物語、この3つが交錯しながら進んでいきます。
これまでも『プール』『ウォーターマン』など「水」の物語が多かった我々ですが、「てんぽんシリーズ」meets「水物」というわけで、ご期待いただければ幸いです。「水物」って。(2007.9.22)
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